ライダーの皆さん、このようなことを考えたことはありますか?
北海道ツーリングの際に気になるのが、どんな服装で行けばいいのかということ。特に道外の方は北海道の気温をイメージしにくいと思います。
そんな方のために北海道でバイクに乗っている僕が北海道ツーリングの服装についての疑問にお答えします。
僕は4月~11月上旬の春~秋までツーリングに行きますが、それぞれの季節、それぞれの地域によって気温は大きく異なります。快適に走れる季節は6~8月までで、他の時期は寒いと思った方がいいです。
この記事では、通年の基本の服装と春夏秋の服装を紹介しています。
基本の服装(5~6月・9月)
僕の北海道ツーリングにおける基本の服装は以下の通りです。
上半身:長袖のシャツ、ジャージ、プロテクター、薄手のアウター
下半身:膝プロテクター、ジーンズ
基本の服装で対応できる季節は気温にもよりますが5月~6月、9月上旬~中旬までです。
北海道の服装の基本は重ね着での温度調節。そして少し暖かめにしておくこと。あとは気温に応じて都度調整します。
上半身の服装
インナーとしてユニクロのヒートテックのシャツを着ています。長袖のシャツであればなんでもよいと思います。
ヒートテックはご存知の通り保温性が高いので気温が低めでも寒さを感じにくいです。逆に気温が上がってくるとかなり暑く感じますが。
北海道という場所は真夏以外に暑いと感じるほどの気温になることは稀ですので、半袖Tシャツだと少し心もとないです。長袖のシャツであれば幅広く対応できます。
ヒートテックシャツの上からジャージを着ています。重ね着をするのは細かく温度調節が可能であるためです。暑いと感じるならば一枚脱げばよく、寒いならば一枚着ればいい。あらかじめ多めに着ておき着脱で温度調整するのが基本です。
走行中に寒いと感じてもそもそも服を持っていなくては対応できません。暑いと感じてジャージを脱いだとしてもバッグに入れておけばよいだけの話です。観光地を歩きまわる際はシャツの上からジャージだけ羽織るとちょうどよくなることが多いです。
プロテクターはコミネのCEアーマードトップインナーウェアを使用しています。
僕はバイクジャケットを着ませんので、普通の服装に別途プロテクターを身に着ける必要があり、着るタイプのCEアーマードトップインナーウェアを選びました。
服装の自由度と防御性能を両立できるのでオススメのプロテクターです。レビューも書いていますのでご覧ください。
アウターはナイロン製の薄いパーカーを着ています。
僕が着用しているものはかなり薄手で、ほとんどメッシュジャケットのようなもので風をかなり通します。
ただシャツとジャージを中に着ることで防寒性はある程度確保できているため、アウターが薄くても寒さを感じることは少ないです。
僕の服装の場合、CEアーマードトップインナーウェアを着ているためアウターはタイトなものを着れませんから、ある程度余裕のあるものを選んで着ています。バイクに乗っている以上、突然の雨を対策しておく必要があると思いますので、アウターは防風性・防水性の高いものを選ぶ方が無難でしょう。
下半身の服装
下半身についてはまず膝プロテクターを身に着けています。以前はコミネのトリプルニープロテクター3を使用していましたが、現在はRSタイチのステルスCEニーガードを使用しています。
コミネのトリプルニープロテクター3は価格の割に防御性能が高いためコストパフォーマンスに優れています。こちらは5年ほど使用していました。
現在使用しているRSタイチのステルスCEニーガードはコンパクトで目立たないプロテクターになっています。プロテクターを身に着けていると少し邪魔だなと思うことがありますが、このプロテクターは着け心地が良く気になりませんのでツーリングに集中できます。どちらもレビュー記事を書いていますのでご覧ください。
膝プロテクターの上からEDWINの太めのジーンズを履いています。バイク用ではないため防風性はありませんが、下半身は上半身よりは風を受けませんので防風性が低くともさほど問題ありません。
ジーンズのメーカーはどこでもよいと思いますが、膝プロテクターを着けているため膝周りが太くなります。よってプロテクターを着用するのであれば太めのものを選ぶとよいでしょう。
以上が基本的な服装になります。季節や地域によりますが、とりあえず服装に迷ったらこれらを着てツーリングに行くことが多いです。幅広い気温(あまり寒いのは無理)に対応できるので万能です。
ただし最近の北海道は5月、6月でも気温が高くなる日があります。暖かい服装はもちろんのこと、半袖のTシャツも持参しましょう。
夏(7~8月)の服装
僕が夏の北海道でツーリングをする際の服装は以下の通りです。
上半身:半袖Tシャツ、プロテクター、薄手のアウター
下半身:膝プロテクター、ジーンズ
北海道は本州などに比べると夏は過ごしやすいと思いますが、それでも最近は十分に暑くなります。場所によっては連日30度超えということも珍しくありません。
ちなみに僕が考える北海道の夏とは7~8月のことです。この2ヵ月以外はほとんど夏を感じることはありません。気温もこの2ヵ月は高いですがあとは低めです。ただ最近は5月に気温が上がることが多いので北海道の気候も変わりつつあるのかもしれません。
北海道の夏場で気をつけるべきは雨でしょう。本州と異なり北海道には梅雨がありませんが、最近は長い雨が続くことが多いので雨対策は必須と言えます。せっかくの北海道ツーリングを雨で楽しめないという状況は避けたいものです。
夏の服装ですが、上半身は基本の服装と同じプロテクターとアウターを着用しています。異なる点として夏場は半袖のTシャツを着ています。
気温が30度を超える日もそれなりにありますし、高温になりますと風も熱風になりますので常に暑い状態が続きます。できるだけ通気性が良く涼しい服装を心がけるという点では北海道も本州も同じです。
夏になると半袖1枚でバイクに乗っている方も見かけますが、僕は転倒時にケガをすることが怖いので必ずプロテクターを身に着けています。よって夏場は半袖Tシャツ、プロテクター、薄手のアウターという服装になります。
下半身については基本の服装と同じで膝プロテクターとジーンズです。夏場でもこの組み合わせで問題ありません。どうしても暑いというのであれば短パンでも良いと思いますが、これまた転倒時のケガが怖いので僕は必ず長いものを着用しています。
北海道の夏は「なるべく涼しい服装」が基本となりますが地域によっては寒い場所もありますので、薄着だとしても何か追加で着るものを持っておいた方が無難です。
例えば僕は7月中旬に根室市の納沙布岬に行ったことがありますが、この時は7月にもかかわらず気温は10度前後しかなく岬にたどり着くまで震えながらバイクにしがみついていました。あまりの寒さに体の芯まで冷え切ってしまいツーリングどころではなかったですね。
手持ちの服を着れるだけ着てなんとか寒さに耐えることができましたが、北海道はいつどこで気温が大きく変わるのか分かりませんから常に1枚多く着れるものを持っておいた方が安心です。くれぐれもTシャツ一枚で北海道ツーリングに来ないように注意してください。
春・秋(4~5・9~10月)の服装
北海道ツーリングにおける春と秋の服装は以下の通りです。
上半身:長袖シャツ、ジャージ、ウルトラライトダウン、プロテクター、薄手のアウター下半身:膝プロテクター、ヒートテックレギンス、ジーンズ
北海道の4~5月、特に9~10月はほぼ間違いなく寒いです。最近は地域によって5月に35度を記録するなど暑くなってきてはいますがそんな日はまだ稀です。
ツーリング先にもよりますが、常に寒いと考えて服装を選ぶ必要があります。
上半身は基本の服装に加えてウルトラライトダウンを着ています。ウルトラライトダウンは薄く軽いため重ね着するのに最適です。しかも防風性もあり防寒性も高いのでライダーであれば必ず1着は持っておきたいですね。
上半身はシャツ、ジャージ、ウルトラライトダウン、プロテクター、アウターの5枚重ねで防寒性を確保しつつ、気温に応じて脱いで調整できるようにしています。5枚は多いと感じるかもしれませんがこれでちょうど良いくらいです。気温10度前後までならばこの服装で十分に対応できます。
僕はアウターは前述通り薄手のものを着ていますが、これを厚手のものにすることでさらに保温性を高めることができますし、重ね着の枚数を減らすことができると思います。この辺は自分の好みで調整してください。
下半身はユニクロのヒートテックタイツを履くことで防寒性を高めています。
下半身は上半身に比べれば風が当たりにくく熱を奪われにくいのですが、気温が低いとそういったことは関係なく体が冷えますのでいかに体温を保つかが重要になります。
ヒートテックタイツを1枚履くだけでも体感温度は全く異なります。どう作っているのかわかりませんがヒートテックは保温性が非常に高く、真冬でもヒートテックレギンスを履けばあまり寒さを感じないほどです。バイクに乗っていると平時よりも放熱しますので体温が奪われやすくなる中、保温性の高いこれは欠かせない1枚です。ただ少しでも気温が上がってくると暑く感じることもあります。そういったときも脱いで畳んで収納すれば問題ありません。
その他の小物
服装には直接影響しませんが使っている小物類も紹介しておきます。
ヘルメットはアライのRX-7Xを使用しています。
このヘルメットは機能性の高いヘルメットで、特にベンチレーションを開放したときの通気性はとても良く、夏場のヘルメット内の蒸れを軽減できます。
またアライのヘルメットということで信頼性も高いです。
グローブはデイトナのゴートスキングローブを使用しています。
デイトナのグローブはシンプルなデザインでどのような服装にも合わせやすいです。カラーも豊富で、価格もリーズナブル。ゴートスキンはしなやかで手に良く馴染み装着感も良いです。
迷ったらこれを買っておけば間違いないという安定のグローブです。
北海道の特に寒い場所
北海道ツーリングにおける特に寒い場所を紹介します。ただしこれは僕の経験上の話になりますから、その日の気温や季節によっても寒さの体感は変わるということを理解してください。
まず北海道全般ですが、海沿いは内陸に比べると寒いです。これは北海道に限らずどこでもそうだと思います。海からの風が吹き込むため気温は上昇しにくいようです。
特に山に面した海岸線は気温の変化が激しく、トンネル一つ越えると気温が全然違うといったこともあります。トンネル内は寒いけど外に出ると暑い…ということは多々あります。
北海道ツーリングに来る方の多くは海沿いをメインに走ると思いますのでこの気温の変化には気を付けたいところです。
海沿いでもオホーツク海側は他の地域よりも寒いと感じることが多かったですね。日本海側と体感温度は結構異なります。同じ季節でも日本海側は快適に走れますが、オホーツク海側は寒いという感じです。ただし夏場はどちらも暖かく走りやすいので問題ありません。
道東方面、オホーツク海側など北海道の東半分をメインに走る方は少し厚めの服装でもよいかと思います。通常よりは保温性の高い服装を選びたいところです。
僕がいままで訪れた場所の中で最も寒いと感じたのは、先にも書きましたが道東の根室町にある納沙布岬周辺です。7月の中旬に根室市を訪れましたが、当日は曇りで気温が低く相当寒かったです。
納沙布岬までの道中は平坦な道が続くのですがそれゆえに海からの風を遮るものがなく常に体が冷やされ続けます。もともと気温が低めの地域であることも相まってバイクで走っていると寒いと感じることが多い地域です。
納沙布岬までの道中は震える身体をなんとか押さえつけて走りましたが、あまりに寒いと観光どころではありませんのでなるべく体温を下げない工夫が必要ですしょう。
2024年の追記
2024年現在の追記をしておきます。北海道も年々気候が変わりつつありますので、この記事も毎年アップデートしていく必要があると感じています。
2024年現在、北海道は「少し暑く」なっています。6月下旬ころから気温が高くなり始めますので、6月下旬は夏の服装でも問題ないでしょう。6月上旬はまだ肌寒い日もありますので、重ね着で高気温に対応できる服装を心掛けてください。
また、ときどき5月に30度超えの日を記録する年があります。しかしこれは稀な例で、5月は寒いと考えて問題ありません。
9月以降は変わらず寒いです。10月からはツーリングが厳しくなるくらいの寒さになりますので覚悟が必要です。
北海道ツーリング服装のまとめ
よく言われることですが、北海道に来る際には「1枚多く」着たほうが無難です。
僕は以前、稚内あたりで本州からツーリングに来た青年と話す機会がありました。「どっちの方から来たんですか?」と聞かれ、「オホーツク海側から走ってきました。めちゃくちゃ寒かったです…」と伝えると、「僕Tシャツしか持ってません!」と衝撃の一言が。彼の身を案じ「まず近くの町で服買ってください!」とアドバイスはしましたが、彼がその後どうなったかは分かりません…。もしかしたら寒さでツーリングを楽しめなかったのかも…。
ツーリングを楽しむためには快適な環境が大切です。寒すぎたり暑すぎたりするとそればかりに気を取られツーリングに集中できません。バイクで走ることすらままならないほどの寒さだと移動すら困難になります。
道外の方は北海道に来るだけでも大変だと思いますし、せっかくの北海道を100%楽しんでいただきたいので、服装にはくれぐれもご注意ください。
しつこいようですが「1枚多めに!」を心がけましょう。僕の経験が北海道に来る方の参考になれば幸いです。
※何か質問があればコメント欄にて受け付けますのでお気軽にどうぞ。
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