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【アライ RX-7X】5年ぶりにヘルメットを新調した!一体どこが進化したのか?

こんにちは、倉本ポップです!

僕はバイクが趣味で乗り始めたのは数年前の2014年のことです。そして今年で6年目になります。この期間、全く飽きることなくホーネット250に乗り続けてきました。そして当時バイクと同時に買ったものがあります。それはヘルメットです。

今年、5年ぶりにヘルメットを新調しました。バイクに乗り始めてからの5年という期間は長いようで短く感じました。そして工業製品は日々進化しておりヘルメットも例外ではありません。この5年間でヘルメットはどう進化したのか?

今回は新しいヘルメット、アライRX-7Xの紹介です。購入を検討中の方はぜひ参考にしてください!

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「アライ RX-7X」を選んだ理由

RX-7X

今回購入したヘルメットは「アライ RX-7X」です。

2019年現在、アライのフルフェイスヘルメットの中では最も高価なモデルです。

RX-7の歴史は長く、始まりは1968年に日本初のフルフェイスヘルメットとして誕生しました。その後モデルチェンジを繰り返し、現在のRX-7Xとなり2015年から販売されています。ちなみにヘルメットの名前がマツダのRX-7と同じなのですが特に関係はないようです。

僕がRX-7Xを選んだ理由は以下の通りです。

フルフェイスであること

まず形状がフルフェイスであることは欠かせませんでした。

いままでフルフェイスのヘルメットを使ってきたということもありますが、安全性を考えるとフルフェイス以外は選択肢にありませんでした。

正直な話、フルフェイスよりオープンフェイスの方がツーリング先では何かと便利だろうなと思います。オープンフェイスのヘルメットは口元を開けることができるので、ヘルメットを脱がなくても飲み物を飲んだり煙草を吸ったりできます。いちいちヘルメットを脱ぐ手間が省けるわけですね。

しかしオープンフェイスは転んだ時に顎がなくなるとの話(真偽不明)を聞きますので、現在のフルフェイスからオープンフェイスに変更して安全性を下げる必要はないと判断しました。

アライかショウエイのヘルメットであること

次に、アライかショウエイのヘルメットであること。

これも安全性の関係です。様々な話を聞いているとアライとショウエイの安全性は他のメーカーよりも高いと感じました。

ヘルメットの安全性にはいくつかの基準があり、その中でも最も厳しいといわれるものがSNELL規格です。これはアメリカのSNELL記念財団というヘルメットの安全向上を目的とする組織が定めた規格です。このSNELL規格は5年ごとの見直しが行われており非常に厳しい規格としても知られています。

日本国内でヘルメットを販売する場合、SNELL規格よりも優しいPSC規格をクリアする必要があります。逆をいえば日本国内で販売するヘルメットはPSC規格さえクリアしていればいいということになります。しかしアライの安全基準はPSC規格はもちろんですがSNELL規格もクリアできるような基準となっており、一部の試験についてはSNELL規格よりも厳しいテストを行っているそうで安全性に関しては世界一といっても過言ではないでしょうね。

僕は初ヘルメットがアライだったこともあり、ショウエイのヘルメットはサイズ感がわからなかったので今回もアライを選びました。

機能的なヘルメットであること

あと、ヘルメットが機能的であること。

今回選んだRX-7Xは多くのベンチレーションを備えています。空力にも配慮されており通気性は抜群でしょう。まだ試してはいませんがメガネも曇りにくくなっているそうです。特に聞いた話だと風切り音が低減されているとの話でした。もともと僕はアライのヘルメットを使っていまずが、風切り音が気になることはほとんどありませんでした。そして今まで以上に風切り音が気にならないのであればよりツーリングを楽しめそうです。

それと欲を言えばいままでのヘルメットが黒一色のシンプルなものでしたので、今度はデザイン性の高いヘルメットが欲しいと思っていました。iconのグラフィックモデルなど、少し派手なものが欲しかったのです。ただ派手なのはすぐに飽きそうでしたのでまた黒一色のシンプルなものにしました。

マットブラックを買おうと思いましたが、バイク屋さんに「マットブラックは手入れがめんどくさいから普通の黒がいいよ」と勧められグラスブラックを選択。結局ヘルメットのグレードが上がっただけでカラーは前のヘルメットと変わらずでした。

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RX-7Xの外観をチェック

アライの箱

さて、ヘルメットの外観を見ていきましょう。まず外箱です。アライのマークが目立ちますね。

この箱ですが結構大きめで蓋も持ち手もあるので、普段から何か収納しておくのにちょうどいいです。

アライの緩衝材

開けると緩衝材が敷き詰められていました。

ヘルメットは頭を守る時以外で大きな衝撃を与えてはいけませんから輸送中の保護は重要です。

アライのヘルメット

箱の中にはヘルメット・説明書・チンガードが入っていました。

ヘルメットはアライの袋に入っています。持ち運びの際にはこの袋に入れて持ち運びます。

RX-7X

新品なのでシールドには保護シールが貼ってあります。色はグラスブラックを購入しました。

このグラスブラックは艶ありの黒なのですが、新品の状態だとあまりにもピカピカで鏡のように周りの景色が映りこんでしまいます。ですから写真を撮っても部屋の中が反射して丸見えとなってしまいました。

よってヘルメットの質感を損ねない程度に写真を加工していますのでご了承ください。

RX-7X

ヘルメットの正面です。ぱっと見では上部にある3か所のベンチレーションが目立ちますね。

そのほかの部分はアライの他のヘルメットと同じようなつくりになっています。

RX-7X

ヘルメットの側面です。グラスブラックはピカピカすぎてもう反射しまくりです。

ディフューザーが大きく頭の後ろまで伸びているのがわかります。

RX-7X

ヘルメットの背面です。RX-7Xのロゴがプリントされています。

真ん中に見えるのはエアロフィンです。このフィンを起こしたり寝かせたりすることで空気の流れを変えることができます。おそらくツーリングライダーの僕は使わない機能だと思います。

マウスシャッター

ここは口元のマウスシャッターと呼ばれる部分です。

ここを開けることで呼吸による空気を排出してヘルメット内部が曇りにくくなります。

ちなみに僕はここを全開で走行中に蝶が飛び込んできたことがあります。その後の処理が大変でした。

インナーサイドダクト

シールドについているインナーサイドダクトです。ここを開けるとこめかみ部分の冷却効果が高まります。

たしかに言われてみるとヘルメットを被っていると耳のあたりは風に全く当たらないため冷えることがありません。インナーサイドダクトを開放することでこの問題を解消することができます。

ICダクト5

正面にあるのが、ICダクト5と呼ばれるダクトです。

従来のダクトと比べて吸入量が増加しており、全開、半開と選んで開放することができます。

操作部は大きくグローブを着用したままでも操作しやすくなっています。

ディフューザー

上部のディフューザーです。軽い操作で開放することができます。

吸入口は大きく、かなりの吸入量が見込めます。

ディフューザー

背面にはレバーがついており、レバーを左右に動かすことでベンチレーションを閉じたり開いたりできます。

ロックレバー

シールドをロックするレバーです。以前僕が使っていたヘルメットにはついておらず初めての機能でした。

このレバーを上にあげロックを解除しなければスクリーンは開きません。安全性に配慮した構造になっています。

シールド

シールドを開いた状態です。シールドは2段階で開けることができます。

写真は一番上まで開けた状態です。

あごひも

あごひもです。

スタンダードなDリングのタイプですね。締めやすさは普通です。

エアロフラップ

エアロフラップを下した状態です。この機能は初めて目にするものでした。

これにより空気を整流してシールドの曇りを低減させるようです。

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シールドは交換可能

このRX-7Xは標準でクリアシールドが付いています。このシールドはもちろん交換可能となっており、アライ純正品のシールドや社外品のシールドを簡単な手順で取り付けることができます。

僕は後日アライ純正のスモークシールドに交換しました。クリアシールドはその名の通りクリアなので視界がはっきりとしています。ものがよく見えて良いのですが、太陽の光が眩しく感じることも多くありました。特に夕方の西日はちょっと眩しすぎて危ないと感じることもありましたね。

アライ純正のスモークシールドに交換してからは太陽の光による眩しさを大幅に軽減することができました。また外から自分の顔がほとんど見えなくなったので身バレしにくくなりましたね。

スモークシールドについては別の記事に詳細を記載しています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。

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RX-7Xを使ってみた感想

まず感じたことは、風切り音があまりしないということです。

いままで使用していたヘルメットでは60km/hの走行でも風切り音がしていました。

しかしRX-7Xでは60km/h前後の速度では風切り音がほとんどしません。

100km/h近くになってやっと気になる程度でした。

インナーサイドダクト

また、ヘルメット内の換気がしっかりされていると感じました。ダクトを開放した状態だとヘルメットの中に相当量の空気が取り込めます。

おかげで夏場の走行では涼しさを感じられて快適に走行することができました。

逆にダクトを締め切った状態であれば、空気の巻き込みはほとんどありません。

ちなみに気温が35℃を超える日にツーリングに行った際は、いくらヘルメット内の換気がしっかりできているとはいえ暑かったです。しかしこれはどのようなヘルメットでも同じだと思われます。

シールドロック

シールドですが、ロックがついていることによってロックのないヘルメットに比べて開けにくいです。

安全性は増しているのでしょうが信号待ちなどで少し開けたいときなどは気を使います。ただしこれは開け方に慣れてしまえば気になるようなことではありません。

もち
もち

追記:このロック機構は1週間で慣れますので気にしなくてOK。

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RX-7Xの価格は?

RX-7X

このRX-7Xの定価は54,000円+消費税です。

アライの他のヘルメットと比べても価格は高く設定されています。アライのフルフェイスヘルメットで最も安価なものは38,000円+消費税から購入できますので比べると価格の高さが分かると思います。

では58,000円で購入する価値があるのかと聞かれれば、これは「人によりけり」でしょう。正直デザイン性は他のメーカーのヘルメットの方が良いですね。アライのヘルメットはデザインがシンプルすぎたりグラフィックものがパッとしなかったりします。(個人の感想です)

損傷したヘルメット

ならば58,000円はどこに払う金額なのか。それは安全性と機能性であると僕は感じました。安全性は前述の通りで世界一と言えるほどのものがありますし、機能性に関しても他のヘルメットよりも実用的で優れているといえます。

この分かりやすく目に見えない部分にこそアライのヘルメットの価値があると僕は思います。

ただヘルメットは頭を守る大切な道具です。ここにお金をかけられないのであればバイクに乗るのはやめておいた方がいいと思います。一番ケチってはいけない部分ですので、ホームセンターの5,000円のヘルメットでバイクに乗るのはやめましょう。

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新品のヘルメットは最高だ!

ヘルメット

久々に新品のヘルメットに触れました。今まで使っていたヘルメットは落としたり転んだりで傷がつき、頭の上のベンチレーションは取れてしまっていました。シールドにも傷がつき、ちょうど目の前にあるためきれいな景色の前に傷が目についていました。

ですから今回 新しいヘルメットを被ってみてまず感じたことは視界がクリアであるということです。曇りのない視界を手に入れたことにより今まで以上にツーリング先の景色を楽しむことができるでしょう。

そして新品のヘルメットというのはまだ中が固く被る時はやはりきついです。この感覚は初めてバイクに乗った日を思い出しました。新しいヘルメットは当然ですが新品の香りがしますし「やっぱり新しいものはいいなぁ」と、また新たな気持ちでバイクに乗れることでしょう。

新たなヘルメットと共に2019年も楽しく過ごせそうです。

もち
もち

追記:2023年現在も愛用しています。耐久性も高いです。

出典:アライ公式サイト

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グローブとプロテクターも大切

バイクに乗るうえでヘルメットは欠かせませんが、同じく大切なものにグローブとプロテクターがあります。

どちらも安全に関わるものですからヘルメット同様しっかりとしたものを選びたいところです。

僕のオススメバイク用グローブはデイトナのゴートスキングローブ。

このグローブは装着感が良く、作りもしっかりしています。価格もリーズナブルで特にツーリングメインのライダーにオススメです。

プロテクターは上半身用と膝プロテクターを使用しています。

上半身用のプロテクターならコミネのSK-693 CEアーマードトップインナーウェアがオススメ。

このプロテクターはインナータイプなので服装を自由に選択することができます。バイクに乗る時も服装にこだわりたいなら最適です。

膝プロテクターもコミネのSK-608トリプルニープロテクター3を使っています。

価格の割に防御性能の高いコスパ良製品で、特に初心者ライダーにオススメできます。

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