今回は僕が使っているコミネの膝プロテクター「SK-608トリプルニープロテクター3」の紹介です。
僕はバイクに乗り始めて今年で7年目になりますが、1年目は全くプロテクターを着けずに走行していました。
1年目はとにかくバイクに乗りたくて様々な道を走りましたし、結構飛ばしたりと無茶をしたものです。思い返せばプロテクター無しで乗るには危険でしたね。
正直なところ、当時は学生でしたからプロテクターを買うお金をケチっていました。
しかしその年の冬、雪中バイクをしていて転倒した時に地面に打ち付けた膝が思いのほか痛く、もしコンクリートだったらと考えてゾッとしました。
そこで初めてプロテクターの必要性を感じ、すぐに購入したのがコミネのトリプルニープロテクター3でした(最初から着けて乗るべきである)。それから現在まで約5年間使用しています。
このコミネのトリプルニープロテクター3ですが、結論からいって「価格の割に性能がいいコスパ最高製品」。
今回の記事では、製品の写真や実際に着用した写真などを交えながら、プロテクターの使用感をレビューします。
あなたのプロテクター選びにお役立てください。
トリプルニープロテクター3の外観
こちらがコミネのトリプルニープロテクター3です。
ざっくりとしたサイズは、縦43cm×横13cm。
価格はメーカー希望小売価格4,500円+税です。
見た目は写真の通り、「ザ・教習所」。初心者感満載といった感じで、いかにもプロテクターという見た目をしています。
強そう。
膝のプラスチック部分は大きく、膝をしっかり覆うことができます。
プロテクター自体はしっかりとした作りをしていますし、穴が開いていて通気性が確保されており、蒸れるのを防止できます。
すねの部分も固く、全面を覆うようにプロテクターが付いています。
側面の部分にもプロテクターが付いていますので、サイドもしっかり守ってくれます。
こちらにも穴が開いておりますから通気性は良いです。
プロテクターの装着はマジックテープのベルトで行います。よって着脱はとても簡単です。
ベルトはすねに2か所、膝上に1か所の計3か所ありますからプロテクターをしっかりと固定できます。
膝はよく動かす部分ですので、緩めに着けるとプロテクターがズレてきます。逆にキツすぎると痛くなりますので、自分のちょうどいい着け心地を探しましょう。
裏面はソフトパッドのような作りになっていて、装着感は柔らかいです。
おかげで膝自体が痛くなることはありません。
トリプルニープロテクター3には収納用の袋が付属しています。
とはいえこのプロテクターは大きく、持ち運びには適していないので、僕はプロテクターを着けたまま歩くか、外してバイクに置きっぱなしにしています。
トリプルニープロテクター3を着けるとこんな感じ
ジーンズの上からプロテクターを着けると写真のようになりますが、正直ちょっとダサいと思います。
バイクに乗る時の見た目を結構気にする僕はこの状態では走りたくありません。
何泊もするようなロングツーリングの際は、このようにジーンズの上に着けていきます。ジーンズの下に着けると、プロテクターの着脱のたびにジーンズを脱がなくてはならないので、とても不便ですから仕方なく上に着けていきます。観光するときはプロテクターを外して歩いています。
太めのジーンズの下に装着するとプロテクターがあまり目立たなくなります。
膝を曲げるとプロテクターが入っているのがわかるものの、ちょっと歩くだけではわかりません。
僕はいつもこの状態でバイクに乗っています。これならば見た目も普通ですし、プロテクターも着けられます。
問題点としては、肌に直接つけているので蒸れてくること、ベルト部分が痛くなること、ズレたときに直しにくいということです。
タイトなジーンズの下に着けると少し目立ちますね。
膝周りだけ異様に膨らみますので、膝下のバランスがおかしくなり、プロテクターを着けているのがはっきりわかります。
細めのズボンを履きたいのならばその上からプロテクターを着けるしかないでしょう。
トリプルニープロテクター3の使用感と問題点
コミネSK-608トリプルニープロテクター3の使用感と問題点です。
使用感
まず防御性能は高いです。
幸いアスファルト上で転倒したことはありませんので、プロテクターの真価はわかりません。
防御性能についてですが、数年前に参加した雪中バイク大会の際にこのプロテクターを着けていました。
レース中に数十回ほど転倒して、時速30キロ程度で雪と砂利の地面に膝を打ち付けましたが膝は全く問題なし。
プロテクター自体もダメージはありませんでしたので、このように軽く転倒したくらいでは膝にダメージを負うことは無いでしょう。
装着については前述のとおりベルトがマジックテープ式になっていますのでとても簡単です。プロテクターのズレは気になりますが、直すときも同じく簡単です。
僕はこのプロテクターを5年間使っていますが、さすがにベルトの付け根の部分がほつれてきています。しかしそれ以外の傷みはありません。丈夫です。
プロテクターはもちろん洗えます。プラスチック部分は汚れても大丈夫ですし、清潔な状態を保つことができます。
問題点
トリプルニープロテクター3の問題点としては、大きいのでタイトなズボンの下に着けることができない、デザインがスタイリッシュさの欠片もなくダサい(個人の感想)、素肌に直接つけているとベルト部分が痛くなってく、という程度です。
どれも欠点といえるほどのものではありませんし、他のプロテクターにも共通することだと思います。
トリプルニープロテクター3はオススメ!
最後にコミネのSK-608トリプルニープロテクター3は、これからプロテクターを買おうとしている人にオススメできるかについてですが、僕はオススメできると断言します。
Amazonでよくわからないメーカーの似たようなプロテクターがたくさん売っていますが、確実にコミネのプロテクターを買った方が良いでしょう。信頼性が違います。
価格は4,500円+税(Amazonだと少し安い)と、安くもなく高くもない膝用プロテクターとして標準的な価格です。
ただ価格の割に性能が良く作りがしっかりしていますから、コスパは最高だと思います。
競合製品として、同価格帯にRSタイチのステルスCEニーガードという大人気の製品があります。
僕はこのステルスCEニーガードも使用しています。レビュー記事も書いていますのでぜひご覧ください。
どちらも使ってみて、コミネのトリプルニープロテクター3はすねまでカバーできているという点でステルスニーガードよりも防御性能に優れていますが、使い勝手はステルスCEニーガードの方が良いと思いました。
なんにしても膝プロテクター無しで転倒すると、最悪の場合 足がなくなりますから絶対にプロテクターは着けるべきです。不要なけがを避けられるだけでもこのプロテクターには4千円以上の価値があるでしょう。
以上、コミネSK-608トリプルニープロテクター3のレビューでした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
上半身のプロテクターも身に着けましょう
膝用プロテクターも大切ですが、一緒に上半身用のプロテクターも身に着けましょう。
転倒時は上半身、特に胸を強く打ち付けて亡くなる方が多く、背中にダメージを受けると体が動かなくなることもあります。上半身は守るべき器官が多いのでプロテクターは必須です。
僕はコミネのK-693 CEアーマードトップインナーウェアを使っていますが、使い勝手が良くオススメです。
レビューを書いていますので、ぜひご覧ください!
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