さて、ホンダ公式サイトにて新型CBR600RRが公開されました。
今回公開されたのは1分16秒の映像のみで、詳細については発売日である2020年8月21日に発表されるようです。
新型CBR600RRはどのようなバイクなのか、公開された映像を見ていきましょう。
公開された新型CBR600RRの映像をチェック
新型CBR600RRですが、先代のPC40後期をベースに、カウル形状の変更と最新の電子デバイスで武装したミドルSSになっています。
エンジンについては発表はありませんが、さすがに出力向上や特性の変更があるとみてよいでしょう。
先代のCBR600RRが販売を終えて約4年ほど経っていますから全く同じで出すというのはあり得ません。
全体のデザインは近年のCBRに合わせているようです。
ただ、先代をベースとしているので変わらない部分もあります。
例えばリアカウルあたりの形状はそのままですし、スイングアームやタンクも変わらないように見えます。ステップらへんも変更はないようです(映像で確認しただけなので実際は変更されているのかもしれませんが…)。
そして先代から引き続きセンターアップマフラーを採用しているようです。
僕はCBR600RRとCBR1000RR(SC57)が好きなのですが、その理由のひとつがセンターアップマフラー。
その名の通りマフラーがバイク後方中央に配置されているのですが、これがとにかくカッコいい。
マスの集中化を考えれば重たいマフラーをセンターアップにするのは邪道ですが、ほとんどのライダーにとってはそんなことよりもカッコよさを優先してほしいところですから、センターアップマフラーが残っていて嬉しいです。
純正のマフラーは大きくのっぺりとしたデザインなので、さっさと社外品に交換したいところですね。
カウルのデザインが変更されているので一見すると別物に見えますが、こうして正面から見ると先代のPC40後期型に似たフロントデザインのようです。
ヘッドライトの形状こそ変わってはいますが、やはりベースはPC40後期であることが伺えます。
逆スラントノーズも小変更のみで見た目は大きく変わらないようです。とはいえ中身が大きく変わっている可能性もあります。
サイドミラーが無いところを見ると、今回公開された映像の新型CBR600RRはサーキット仕様でしょうね。
とはいえ市販品とほとんど変わらないと思います。
タンクにはホンダウイングのバッジが付いています。これも先代と同じですね。
ハンドル周りには特筆するようなものは無いように見受けられます。やはりこの映像だけでは情報不足なので、早くすべての情報を解禁してほしいものです。
テールランプはZX-6Rなどと違いシンプルな形状のようです。ここら辺はあまり変更されていないのかもしれません。
今回公開された映像ではサーキット走行をしていますから、フェンレスですしウインカーもありません。
このまま発売してくれるとリア周りがスッキリしていて良いのですが、実際には大きなリアフェンダーとピョコっと飛び出たウインカーが付くはずです。
それにしてもセンターアップマフラーがカッコよすぎる。
キーシリンダーが映っていますが、デザインは先代と変わりないように見えます。H.I.S.Sの文字も一緒。
キーにはホンダウイングがあしらわれていますね。
あまりよく映っていませんがフロントサスペンションはセッティングが可能のようです。僕はこの辺の機構に疎いのでちょっと判別しかねます。
シフトペダルはちらっとしか映っていませんでしたが、上に伸びているシャフトが見えますのでクイックシフター装備?
ライバルのZX-6Rはクイックシフターを標準装備していますので、CBR600RRも標準装備している可能性が高いですね。
クイックシフター自体は無くても問題は無い装備ですが、クラッチを使わずにギア操作ができるので、特にサーキットユースでは必須ともいえる装備になりつつあります。
ただ、こういった追加装備が増えるとその分価格が高くなる可能性があります。
メーターは最新のデジタルメーター。先代はアナログタコメーターとデジタルスピードメーターのハイブリッドでしたので一新されています。
レッドゾーンは15,000回転からとなっており高回転なエンジンです。タコメーターを見る限り先代と同じ許容回転数です。
メーター左下にMODE1と表示されているので、パワーモードの設定ができるようですね。
映像では200km/h以上のスピードを確認できます。600ccのSSをであることを考えればさほど驚くことではありません。
CBR600RRですが先代までは国内仕様が販売されており、逆車と比べると約50%ほどの出力に抑えられていました。そのためCBR600RR本来のパワーを味わうには国内仕様のフルパワー化や逆車を購入するしか方法がありませんでした。
しかし現在では国内で販売されるバイクも出力はフルパワーですから、新型CBR600RRも当然フルパワーで販売されるでしょう。
やはりCBR600Rはサーキットが似合います。
今回公開されたカラーはレッドをベースにしたトリコロールっぽいカラー。
最近のホンダのカラーバリエーションを見るに、新型CBR600RRはブラック、レッド、特別色の3カラーで発売されるのではないでしょうか。
レッド系が人気だと思いますが、あえてブラックを購入するのもいいかなぁと考えたりしています。個人的にはブルーが欲しいです。
新型CBR600RRのスペックはどうなる?
新型CBR600RRのスペックは公開されていませんが、ライバルのスペックからある程度の予測はできます。
ライバルとなるのはカワサキZX-6RとヤマハYZF-R6ですが、この2台の主要スペックは以下の通り。比較用として先代のCBR600RR(PC40後期)も掲載しています。
気になる点としてはYZF-R6のシート高。850mmと他と比べて高くなっています。重量も最軽量の190kgですが、高いシートと超高回転な出力特性はストリートでの使用は他と比べて厳しそうです。YZF-R6はサーキット向けのSSですからストリートでの利便性が犠牲になっています。
ZX-6Rは排気量が636ccと他よりも36cc大きいです。これによりトルクも他より出ていますのでストリートでも乗りやすいバイクになっています。装備も充実しており、YZF-R6と比較すると車両価格も安いのでストリートユーザーはZX-6Rがベストチョイスかと思います。
ここに新型CBR600RRが加わるわけですが、まずシート高は先代と同じ820mmであると予想します。
CBR600RRはストリートで気持ちよく乗れるバイクでもありますから、足つきの良さは犠牲にできません。820mmであればさほど足つきに不安は感じられないでしょう。
出力ですがこれは120psではないかと思います。ユーザーは出力向上に期待しているはずですから、全く出力向上せずに新型ですというのはユーザーの期待を裏切ることになります。
かといって技術とコストを考えると、先代119ps以上の劇的な出力向上は期待できないと思います。であれば出力向上したといえる範囲内でのパワーアップをしてくると思いますので120psになるだろうと考えました。
車重は変わらないか少しだけ軽量になると思いますが、YZF-R6の190kgに迫ることは無いと思います。ベースが先代のCBR600RRである以上、ほとんどのパーツも共通だと思われます。軽量化するには部品を作り直す必要がありますが、先代と同じものを使用するのであれば大幅な軽量はできないでしょう。
価格はズバリ150万円でしょう。基本的にホンダは後出しでクラス最強のスペックを持つバイクを発売しますが、その分価格が高い傾向にあります。価格が高いと売れなさそうですが、その分スペックが高いのでユーザーも納得するのだと思います。
新型CBR600RR買います
僕は大型バイクの免許を持っていますが、バイクはホーネット250に乗っています。大型バイクも欲しいなと思っていましたが、買うタイミングが無かったんですね。
一番好きなのはCBR1000RR(SC57)とCBR600RR。理由はCBRという名前のカッコよさと、なによりもセンターアップマフラー。これがとにかくカッコいいので、このどちらかが欲しいと思っていました。
個人的に1000ccのSSは素人ライダーには過剰すぎると思っていて、クラスを落として600ccにしようと考えていました。そうなるとCBR600RRなのですが、すでに生産終了していて新車で手に入らないですし、最新のバイクと比べると装備の面で劣っているんですね。
そう考えれば600ccのSSで候補に挙がるのはZX-6Rくらいなもので、僕も来年あたりにZX-6Rを購入しようと思っていました。
しかし今回、新型CBR600RRが発売になります。かつてのモデルと変わらぬセンターアップマフラーで、装備は最新。センターアップマフラーで最新装備のCBR600RRが欲しいと思っていた僕にとって理想的なバイクで、ホンダは完全に僕個人を狙って出してきているとしか思えません。
車もバイクもそうなんですけど、購入するタイミングは難しいものです。今のバイクが壊れたら買おうと思っていても壊れませんし、何かきっかけがないと購入に踏み切れません。
今回の新型CBR600RR発売は僕にとって大型バイク購入のこの上ないタイミングなんじゃないかと思っています。だからこのニュースを見た瞬間に「今しかない」と心は決まりました。
新型CBR600RR、みんなも一緒に買わないかい?
出典:ホンダ公式サイト
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