ホーネット250バイク関連情報

【注意点・ポイント】失敗しないホーネット250の中古車選びをオーナーが解説します

さて今回は「失敗しないホーネット250の選び方」という内容です。

このブログの訪問者、Twitterを見ていると「ホーネット250の購入を検討している」という方が数多くいるようです。

そこで購入を検討している方へ向けてホーネット250に乗り始めて8年になる僕が、実際に購入した際の話を交えながら購入時の注意点や選び方をお伝えします。

特に悪い大人に騙されやすい16~22歳くらいの方には読んでほしい内容ですね。

ホーネット250選びにお役立てください。

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僕が購入時に考えていたこと

前提として、僕がホーネット250を購入したのは2014年のことで、現在とは中古車の台数も相場も異なっていました。僕がホーネット250の購入に至った経緯などは別記事で紹介していますのでそちらをご覧ください。

まず僕はホーネット250を探す際に、すぐに実車を確認できること、やり取りが簡単であることから自分の生活圏内で中古車を探すことにしました。そして僕が探していたときは、個人経営のバイクショップ(以下 個人店)と全国チェーン店(以下 チェーン店)に在庫が1台ずつあるという状況でした。僕は以下のプロセスでどちらにするか検討しました。

車両の状態

まず基本的な情報としてカラー、走行距離、価格を確認します。

カラーはどちらのお店もブルーでした。走行距離は個人店が約8,000km、チェーン店が約1万kmと大きな差はなし。価格も個人店が38万円、チェーン店が37万円で差がない状態です。

次にそれぞれの車両の状態について。チェーン店の車両はノーマルで、パッと見の状態は良かったのですが、全体的に少し疲れているかなといった印象でした。一方、個人店の車両はマフラー、ハンドル、ウインカー交換済み、ビキニカウル付きです。車両の状態は良かったですが、エンジンカバーにキズがありました。全体的に綺麗にされていた印象です。どちらも外観は十分に綺麗でしたね。

チェーン店では車両の外観を見て跨ってみましたが、実際にエンジンをかけてもらうことはできませんでした(この辺の判断は個々の店によるかと)。生のサウンドが聞きたかったのでこの点では残念でした。

個人店では車両に跨ってエンジンもかけてくれて、さらに何度かレッドゾーンまで回してくれました。さすがに間近で聞くサウンドは迫力がありましたし、実際にエンジンの動きを感じて音を聞けたのは良かったです。

お店の印象とサービス内容

チェーン店はそこそこにセールスが強めの印象でした。お店の方がずっと話をされており、僕から話すことは少なかったです。特に頼んでいませんが見積は出してくれました。個人店は多くを語るタイプの店主ではなく強く買わせる気はさほどなかったと思います。ただ、当時未成年の僕が何度も店に車両を見に行きましたが毎回対応してくれたので印象は良かったです。

チェーン店は購入時に特典が多かったですね(現在と変わらないのかな?)。ロックのプレゼントやオイルリザーブサービス、保険とロードサービスも付いてくるという内容だったと思います。一方、個人店は規模的にそういったサービスは不可能なのですが、ロックはプレゼントしてくれました。

個人店で購入

結果的にホーネット250は個人店で購入しました。購入の決め手としてはお店と店主の雰囲気とあとは車両の状態です。お店は飾り気がなく武骨な感じでしたが店主はきちっと仕事をこなされており、若く気軽に話せたのが良かったです。車両はハンドル、ウインカー、マフラー、ビキニカウル付きで走行距離も価格も両店さほど変わらないのでカスタムされた車両を選びました。あとはぱっと見で個人店の車両の方が全体的にきれいに乗られていた印象を受けたからですね。

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選ぶポイント

第一印象を重視する

クローバーの丘

実際に選ぶ際に第一印象というのが重要であることは確かです。

正直、素人目には細かい部分の注意点は分かりませんし、相手はプロなので不備をごまかされれば判別不可。なので悪意のある店に当たると失敗します。

判断材料に乏しい状態で頼れるのが第一印象で、パッと見でいい印象を受ける車両はだいたい調子がいいことが多いです。また綺麗に感じる車両は日ごろからメンテナンスされていることが多いのでお店自体もしっかりしており不調ということは考えにくいです。

持論ですが、自分だったら愛車は綺麗に乗りますので、前のオーナーも同様の考え方であれば綺麗に乗られているはずです。なので自分だったらこの部分を綺麗にするだろうというポイントをチェックして、その部分が傷んでいれば雑に扱われてきた車両の可能性があります。自分だったらどう乗るかと考えることが大切です。

エンジンはかけてもらったほうがいい

2020襟裳岬

できればエンジンをかけてもらって吹け上がりの状態を見て音を聞くべきですね。

ホーネット250はエンジンが暖まっていれば吹け上がりのいいバイク。冷えていてもゆっくり回転数を上げていけば上までしっかり回ります。ホーネット250ならどんな車両でも6、000回転前後まではすぐに吹けるので、さらに上の8,000回転くらいから回りが重たいようなら難ありかもしれません。

音についてはノーマルマフラーならカムギアの「ギュイン」という高音が綺麗に聞こえます。ノーマルマフラーは静かなのでむしろカムギアの音しか聞こえないくらいです。この音が低い、雑っぽい感じがする、エンジン音がバラバラと濁っているなどを感じるようであれば調子が良くない可能性があります。

素人選びで重要なのはフィーリングを重視するということ。なんか違うと思ったらやめるべきですね。勘は意外と役立ちます。

傷はそこまで気にしなくてよい

外装の傷はさほど気にすることではないでしょう。よほどひどければ話は別ですが。

ホーネット250の傷つきやすい部分ですが、立ちゴケしている車両の場合エンジンカバーとバーエンドにキズが付いていることが多いです。バイクを倒すとエンジンカバーを擦りますしバーエンドは地面にぶつかるので傷が付きます。立ちゴケ自体は悪いことではありませんし、この辺の傷は後からでも直せるので気にすることではありません。

タンクがへこんでいる場合は気を付けたいですね。これもバイクを倒すとタンクがへこむのですが、修理方法はなくタンクを丸ごと交換することになります。そのため部品代として3万円ほどかかります。とはいえ放置しておくと非常に見栄えが悪いですから交換は必須でしょう。

プラスチックパーツやゴムパーツの劣化もチェックしておくべきですね。フロントフォークにゴムパーツがありますが割れていることがあります。すぐに問題になることではありませんがいずれはオイル漏れなどが考えられます。あと外に放置されていた車両ですとチェーンカバーがかなり色あせていると思ます。カバーなどしっかりかけてあればそう傷まないので、このパーツが極端に色あせている場合は他の部分も傷んでいるかもしれません。

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車両よりも店選びが重要

ホーネット250メーター

ホーネット250を選ぶうえで車両の状態はもちろん重要ですが、それ以上に店選びは重要になってきます。良くない店を選ぶと状態の悪いものを相場より高い価格で購入することになったり、すぐに壊れたりというトラブルに見舞われることもあります。

基本的に個人経営のバイクショップは良心的なお店が多いとは思います。現代で商売を続けるには信用が最も要なので、客に対して悪意のあることをしていては商売になりませんからね。

とはいえ中にはヤバい店があるのも事実で、そういった店に当たらないように僕が気を付けているポイントを紹介します。

綺麗な店を選ぶ

良くない店の特徴としてまず外観が汚い、過度に散らかっている店はやめたほうがいいでしょう。自分のお店が汚いのであればそこで働いている人は確実にだらしないです。整理整頓ができないということは客のバイクのメンテナンスも適当だと思います。

またコストダウンの為だけに郊外の安い空き地などにプレハブを置いている店は要注意です。とにかく安く仕入れて整備は省いて安く流す儲け重視の店である可能性があります。とはいえ少ない資金でショップをやっている可能性もありますから、お店の周辺を綺麗にしているかどうか、商品であるバイクは綺麗かどうかを確実にチェックすべきでしょう。

店員の対応と客層を見る

こちらの話をほぼ聞かず自身の主張ばかりしてくる店も微妙で、買わせたい気持ちが強いとこうなりがちです。ガツガツ来る店は売上重視で客との関係性を築くつもりがないかもしれません。しかし店の人が無愛想だからと言って悪い店とは限らないのが難しいところ。バイクショップの人は無愛想なことも多いので見分けにくいです。ポイントは商談以外の話ができるかどうか。売りたいだけの店なら商談以外は嫌がられます。あまり関係のない話をしすぎるのも問題ですが、少し別の話題を振ってみて反応を見ましょう。

そのお店に通っている客層もかなり参考になります。例えば僕の地元にはちょっとガラの悪い若者が通うバイクショップがありますが、そこは全てが激安。250ccバイクが10万円前後で買えたりします。しかしアフターサービスなどはないし、トラブルにあったという話も多く聞きます。客層というのはその店がどのような客を選んでいるかを判断できる材料です。ちゃんとした客が多いお店はちゃんとしていることが多いですし、ガラの悪い客が多い店は店の質も悪い可能性が高いです。このように店に集まる人でその店がどういった場所かわかります。

普段の様子が分かるとなおよい

並んでいるバイクの状態もお店選びの指標になります。在庫のバイクが綺麗にされていれば日ごろから商品を手入れしていると判断できますし、極端に清掃されていないようならメンテナンスをあまりしないお店かもしれません。

できれば普段から様子をチェックできるエリアの店を選びたいところ。自分がよく通る場所に店があれば普段はどういったことをしているのか様子が分かります。バイクをよく磨いている店なら商品を大切にしていると判断できます。客のいないところで乱雑に扱っているようであれば信用はできません。実際に客が店にいると丁寧に対応するのは当然なので、客のいない時にその店はどういった様子か確認しましょう。本性がでます。

こういった点から日本全国で販売方法が統一化されている全国チェーン店は安定した選択のひとつ。ネットでは叩かれがちですが、明らかに悪い部分だけ切り取ったエピソードが語られていますので悪く感じるだけです。全国チェーン店も普通のお店に変わりなく、個々の店舗によるとしかいえないでしょう。

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未成年者の注意点

特に未成年者がひとりでバイクを購入する際は注意が必要です。

未成年者ひとりだと購入を断られる場合があります。理由は、親の同意がない未成年者にバイクを売った後、その契約を取り消される可能性があるから。お店としては時間と労力をかけて整備したバイクを売って、次の日に「やっぱこれいらないです。お金返して。」と言われたらたまったものではないですよね。しかし未成年者は法律上これができてしまう立場にあります。なので店によっては親の同意をもらってきてといわれる場合があります。しっかりとしたお店であれば親の同意のない未成年者にバイクは売りませんから、同意なしでも全然オッケーみたいなお店は警戒すべきでしょう。

ちなみにこの契約取り消しは悪質な店に騙された場合も使えます。もし親の同意なしに買ったバイクが気に入らなかったりすぐに壊れたりした場合、契約取り消しにて返金してもらうことが可能です。ただし親の同意があるように店に伝えていた場合や、そもそもバイクを買う為のお金をもらっていた場合は返金してもらえない可能性がありますので、その場合は親に相談して、場合によっては弁護士等に相談する可能性もでてくるでしょう。

未成年者は、基本的には親の同意が必要だということを理解したお店を選ぶこと、自分でちゃんとした車両か見極めること、買った後に文句を言わないことを前提に購入したほうがよいです。トラブルになると互いにメリットはありませんので。

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慎重に選ぼう

ホーネット250

数少ない僕の経験を元に失敗しない選び方を伝授させていただきました。正直、参考になるか微妙なところですが、何も知らずにお店に行くよりはマシでしょう。

ホーネット250は非常に壊れにくいバイクなので多少過走行だったり傷んでいたりしても動かないということはほとんどありません。状態が悪くても動いてしまう分、良い個体の見極めも慎重にすべきです。

選び方をミスるとすぐに不動車になるなどのトラブルにつながります。そしてせっかくのバイクライフが台無しになってしまいます。なのでまずはお店選びを重要視して、そして車両をしっかり選ぶことが重要です。店と車両の両方を妥協しなければ失敗することは少ないでしょう。

現代はネットで情報収集もできるので活用すべきです。事前にお店について調べたり、バイク購入のトラブルについて調べたりと自分でできることは多くあります。ただし悪い情報が目立つので実際に通って確認することが大切ですね。

良い1台を見つけて楽しいバイクライフを!

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