※アイキャッチ出典:Wikipedia
こんにちは、倉本ポップです。
さて僕は中古車サイトを見るのが趣味でして、18歳で自動車の免許を取得して以来、ほとんど毎日チェックしています。
スポーツカーが好きなので、国産のスポーツカーの相場を見ることが多いです。
僕が中古車サイトを見始めたのは8年ほど前ですから2012年から相場をチェックしていることになります。
この8年間で多くの車を見てきましたが、国産スポーツカーは軒並み価格が上昇傾向にあります。
その中でも特定の車種に関しては値上がりが著しく、なかなか手の出ない価格になりつつあります。
今回は僕も大好きなめttttttttttっちゃカッコいい車、R34スカイラインGT-Rの中古車相場について考察したいと思います。
2020年2月現在のR34GT-Rの相場
2020年2月現在の相場を見ていきましょう。
価格ですが、カーセンサーnetさんを参考にしています。
条件は以下の通りです。
- 条件なし
- 修理歴無し
- 修理歴無し・走行10万キロ以下
- Vスペック
- VスペックⅡ
条件なし
まずは特に条件を定めずに全国の中古車を見てみましょう。
2020年2月現在、全国のR34GT-Rの中で最安のものは、2000年式、ベースグレード、走行13.7万キロ、修復歴あり、車両価格614万円(!)です。
これには驚くばかりで、20年落ち、走行10万キロ越え、修理歴ありという条件ですら600万円を超えています。
R34GT-Rの新車価格が約500万円~約600万円でしたので(NISMOや400Rなど特別なモデルを除く)、最安値の中古車ですら新車価格を超えています。
500万円台の車両は存在すらしていませんので、R34GT-Rを購入するのであれば最低でも600万円以上必要ということになります。
ちなみに2020年2月現在、600万円から買える車にはあのトヨタスープラSZ-Rがあります。
最新のスープラか、R34GT-Rか。あなたならどちらを選びますか?
修理歴無し
修復歴無しという条件での絞り込みではどうでしょうか。
最安値は、1999年式、ベースグレード、走行13.5万キロ、車両価格658万円というものがあります。諸経費込みで680万円ほどになるでしょう。
同じく修理歴無しで、2000年式、ベースグレード、走行8.8万キロ、車両価格688万円というものもあります。
修理歴無しであれば、走行10万キロ以下で750万円以上が相場のようです。
修復歴があるほうが、ないものと比べて30~50万円ほど安く買えるようです。
年式、そしてGT-Rという車の性格を考えれば修理歴がない車両の方が珍しいと思います。
この辺はお好みですが、修理歴がある方が当然安く買えます。
修理歴なし・走行10万キロ以下
修理歴無しで走行10万キロ以下という条件ではどうでしょう。
上記で紹介した2000年式、ベースグレード、走行8.8万キロ、修理歴なし、車両価格688万円が最安値でした。
他にも以下のような車両があります。
- 1999年式、ベースグレード、走行4.3万キロ、修理歴なし、車両価格890万円
- 2001年式、ベースグレード、走行6.4万キロ、修理歴なし、車両価格868万円
- 2001年式、ベースグレード、走行1.7万キロ、修理歴なし、車両価格927万円
修理歴無しの走行10万キロ以下ですと、800万円以上が標準的な相場となってくるようです。
低走行車両であれば1,000万円という新車価格の2倍近い価格となっています。
Vスペック
R34GT-RにはVスペックという人気のグレードが存在します。
このグレードの相場も個別にチェックしていきます。
最安値は、2000年式、走行不明、修理歴無し、車両価格698万円です。走行不明ということでメーター交換等されているのでしょう。
他にも、
- 1999年式、走行10.7万キロ、修理歴無し、車両価格758万円
- 2000年式、走行12.7万キロ、修理歴有り、車両価格798万円、色は人気のベイサイドブルー
Vスペックになると価格が約80~100万円ほど高くなります。
VスペックⅡ
さらに人気のVスペックⅡというグレード。
最安値は、2002年式、走行7.3万キロ(メーター交換)、修理歴無し、車両価格1,250万円です。
最安値でも1,000万円を余裕で超えてきます。1,000万円用意しても全然買えません。
2001年式、走行1.9万キロ、修理歴無し、ベイサイドブルー、車両価格1,500万円という車両もありますが、もう高すぎてなにがなんだか…。
さらに以下のような車両があります。
- 2000年式、走行1.3万キロ、修理歴無し、ベイサイドブルー、車両価格2,000万円
- 2002年式、走行0.3万キロ、修理歴無し、ホワイトパール、VスペックⅡニュル、車両価格2,700万円
これ以上は価格応談となっていますので、余裕のある方だけどうぞといった状態。
もはやVスペックⅡは「乗る車」ではなく「投資対象の車」となっています。
余裕があれば1台買っておいて10年後に売却すると、かなりの利益が出そうですね…。
今からでもR34GT-Rは買えるのか?
結論から言いますと、”一般の”車好きでも買えます。
あこがれ続けたGT-Rに乗る機会はまだ残されているのです。
ただ価格に関しては上記の通りで、”GT-Rに何を求めるか”で必要な資金は大きく変わります。
とにかくR34GT-Rに乗れればいいのであれば、700万円を用意しましょう。状態の良し悪しはさておき、憧れのR34GT-Rが手に入ります。
状態の良いものを買ってこれからも大切に乗っていきたいのであれば1,000万円あればOK。低走行の車両でもまだ手に入る可能性があります。
「俺はVスペックⅡが欲しいんだ!」という方は1,500万円以上とGT-Rへの愛あれば大丈夫です。他には何もいらないでしょう。
なぜGT-Rの価格は上がる?
R34のみならず、R32やR33も価格が上昇しています。
この価格上昇の勢いは衰え知らずで、年々価格は上がり続けています。
なぜここまでGT-Rの価格は上がるのでしょうか?
大きな理由として、北米市場があります。
車好きの方であれば知っていると思いますが、アメリカの輸入ルールに関係があります。
アメリカで新車販売されていない車の輸入はかなり厳しい制限を受けます。
そのため、アメリカで販売されていない日本のスポーツカーはなかなか手に入れることができない状態です。
しかし、販売から25年を経過した車はクラシックカー扱いとなり規制が緩くなります。いわゆる25年ルールですね。
この25年ルールの影響で2010年代以降、80年代90年代の日本のスポーツカーがアメリカに輸入できるようになりました。
その結果、日本の多くのスポーツカーがアメリカに流れているのです。
そしてR34GT-Rの販売は1999年。アメリカ解禁は2024年です。
このアメリカ解禁を見越して今から価格が上昇しているのではないかと見られています。
事実、R32GT-Rは1989年の発売でしたので、2014年にアメリカ解禁となり、それ以降は青天井の価格上昇を見せています。
それにつられるようにGT-R系は軒並み価格が上昇しているのです。
そして2024年にR34GT-Rのアメリカ解禁がなされれば、今以上に価格が上がることは必至です。
さらに、日本で大人気のワイルドスピードシリーズにR34GT-Rが登場したこともGT-R人気に拍車をかけました。
やはり映画に出てくる車にあこがれるのは日本人もアメリカ人も同じですね。
もしR34GT-Rが欲しいのであれば、今すぐに最安値の車両を購入しておくことをオススメします。
5年後にはきっと、手に入らないでしょう。
このブログでは今後もR34GT-Rの相場を追っていきます。
値上がりは続くのか、あるいはここで止まるのか。
R34GT-R、なかなか相場が読めませんね。
それでは最後にベストモータリングの動画をどうぞ。
こちらの動画はR34GT-Rがデビューした当時のレビュー動画です。
この動画を見てしまうと、よりR34GT-Rが欲しくなりますね。
僕も機会があれば手に入れたいですが、厳しそうです…。
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